AFK2022 山本捷平 個展
Calcite on Myth:HEROs
2022.3.3(Thu)~3.20(Sun)
14:00-20:00
今年もygionにてAFKサテライト展示を行います。
自作のローラーを用いて図像や形象を反復させる技法により、山本捷平は「描かない絵画」でもなく「描く絵画」でもない絵画を制作してきました。新しいシリーズである「Calcite on Myth」は、権威付けされたギリシャ神話の彫刻の写真などの上に、粉砕した方解石を混ぜ込んだ絵具を反復させるもの。PCディスプレイ上のシミュレーションと、配合比率を変えた絵具その他による執拗な試行錯誤によってあらかじめ作品の条件が整えられます。調整された絵具をローラーで反復させることによって、転写された図像の表面の上に減衰していくパターンの痕跡があらわれます。作家(人間)による計画と予測と、ローラー(道具)による反復と無数の微細な事故性によって図像の上にどのようなパターンを描くのか、またそのパターンの下敷きになった図像は痕跡の向こう側からどのようにあらわれるのか、作品の前の鑑賞者は自ずから問われる立場にあることに気付かされます。
文:永田希
山本捷平 / Shohei Yamamoto
自作のローラーを用いて、絵具をアナログに反復させる手法で主に絵画を制作。 芸術におけるオリジナルと複製、虚と実の関係は時代を超えて論じられてきたテーマだがデジタルデータの複製が日常的になった今日、その議論をいかに発展させられるか。 急速な情報化によりアイデンティティが曖昧になっている現代において”実体とはなにか”に ついて考える。
美術史の中の美術像や記号、サインといったものをモチーフとし、反復、解体することで 情報化社会における”虚”を探求する。
1994年 神奈川県生まれ
2017年 京都造形芸術大学 油画コース卒業
2019年 京都造形芸術大学大学院 芸術先攻 ペインティング領域 修了
○ygion
〒605-0086 京都府京都市東山区弁財天町19 4F
休廊日 月・火曜日
14:00~20:00
COVID-19(コロナウィルス)感染、拡大防止に御協力宜しくお願い致します。
今、世界規模での現代社会問題でもあります。コロナ禍での展示開催となっております故、入廊時の検温、京都市新型コロナ安心追跡サービスへの登録、除菌液での殺菌、マスク着用での御拝観など、御来場者皆様の御協力を何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様のお越しを心よりお待ちいたしております ☺︎y
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